白鵬、モンゴルで肉食解禁 体重は「150キロはいっている
大相撲九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)で復帰を目指す横綱白鵬(31)=宮城野=が4日、治療と休養のため帰国していたモンゴルから、少しふっくらした姿で成田空港へ再来日した。
休場した秋場所中に3日間の断食を敢行。「肉は脳にない」と大好きな肉を断ち、160キロ前後あった体重を147キロまで絞り込んでいた。しかし、帰国中の1週間で「食べましたよ」と肉食を解禁。モンゴルマーモットという体長50~60センチの野生動物を食べたという。韓国・仁川国際空港でも、「辛いのがうまかったなあ」と食欲は旺盛で、「体重も150キロはいっていると思う」と九州場所に向けて着々と体調を整えている。
5日から始まる秋巡業は、20日の京都巡業から途中参加する予定でいるが、「多少の違和感なら途中から出て、体をつくりながら違和感を筋肉でカバーしていく。完全な違和感があればギリギリまでリハビリに励んでいく」と流動的。それでも表情は明るい。
「5年ぶりにゴビ砂漠にも行った。秋だったから涼しかった」と遠出もし、そこにある「願い事を言う山」にも登ったという。史上3人目の通算1000勝、38回目の優勝を九州でかなえる。