12年ぶりに東大生が箱根駅伝出場へ 予選会で関東学連入り確実に
「箱根駅伝予選会」(15日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=20キロ)
史上最多の50校が参加して行われ、来年1月2日、3日に行われる本戦の出場校が決定。東大の近藤秀一(2年)は1時間1分4秒の58位でゴール、落選校の上位選手で選考される関東学生連合入りを確実にした。
「1時間20秒で30位以内が目標だったが、3日前に発熱して自分の力と本来の調子を考えると3割の走りしかできなかった」と納得はしていなかったが、落選校の各大学1位の日本人のうち、出場資格がある本選出場経験が1回以内の選手の中では10番目で、順当に行けば箱根駅伝のメンバー入りするため「11番と10番では全然違う。何としても出たかった」と安堵(あんど)の表情をのぞかせた。
東大生が本選に出場すれば05年に関東学連選抜(当時)で8区を走った松本翔以来12年ぶり。「本番は応援も期待もされると思うので気負わず楽しく走り、競技者としての限界を求めたい。憧れの箱根駅伝を走ることでさらに上が見えると思う」と意気込みを新たにしていた。