ラグビー元日本代表の平尾誠二氏が死去
ラグビー元日本代表で日本代表監督も務めた平尾誠二氏が亡くなったことが20日、わかった。53歳だった。
平尾氏は京都・伏見工業から同志社大を経て1986年に神戸製鋼に入社。日本選手権で1988年から1994年まで7連覇を達成したが、平尾は88年から90年まで主将を務め、持ち前のキャプテンシーでチームを引っ張った。
日本代表キャップは35。ワールドカップにも出場した。1998年に現役を引退。その後、神戸製鋼の総監督とゼネラルマネジャーに就任し、後進の指導に当たっていた。
最近では、昨年8月4日に2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の新たな建設計画について話し合うため、遠藤利明五輪相(当時)とともに公の場に登場。「観客の満足度が高まらないと競技場の価値はない」などと力強く訴えていた。
また2019年に日本で行われるラグビーワールドカップについても、組織委員会の理事を務め、嶋津昭事務総長の特別補佐にも就任。昨年5月の就任会見では「これまで行われてきたラグビーワールドカップすべてを選手、監督、観客として見てきた経験を生かしたい」と、大会成功への意欲をにじませていたばかりだった。