平尾さん、自宅はひっそり
ラグビー元日本代表で日本代表監督も務めた平尾誠二さんが20日、亡くなった。53歳だった。
平尾さん逝去の一報を受け、神戸市内にある自宅前には、報道陣約10人が詰めかけた。自宅の明かりは消え、郵便配達に来た業者がインターホンを押しても応答はなかった。自宅に弔問客が訪れることもなかった。車庫には車もなく、ひっそりと静まりかえっていた。
平尾さんは京都・伏見工業から同志社大を経て1986年に神戸製鋼に入社。日本選手権で1988年から1994年まで7連覇を達成したが、平尾さんは88年から90年まで主将を務め、持ち前のキャプテンシーでチームを引っ張った。
日本代表キャップは35。ワールドカップにも出場した。1998年に現役を引退。その後、神戸製鋼の総監督とゼネラルマネジャーに就任し、後進の指導に当たっていた。