織田信成氏のおい・信義の憧れは「大輔さんです!」
「フィギュアスケート・全日本ノービス選手権・最終日」(23日、尼崎スポーツの森)
ノービスB男子にプロスケーターの織田信成氏(29)のおい、信義(9)=大阪スケートク=が出場。初の全国舞台は34・69点で23位に終わった。
「普通の大会は緊張しないけど、全国大会は緊張しました」と初々しく振り返り「37点くらいいくかと思いました。最後にスピードが出ずにアクセルが決められなかった」と悔しさもにじませた。
ジャンプのミスはあったが、スピンやステップでは叔父譲りの柔軟な演技も見せた。前戦の近畿選手権では「信成さんくらいは超えたい」と“トーク力”も発揮。この日は満足いく演技ができず、いつもの元気はなかったが、報道陣から憧れの選手を聞かれると「(高橋)大輔さんです!」と叔父のかつてのライバルの名を即答。「信成さんは?」と聞かれて「も、そうですけど…」と笑いを誘った。
信成氏の母・憲子コーチの指導を受ける小学4年生は「ダブル(2回転ジャンプ)をクリーンに全部跳びたい」と目標を掲げる。初の大舞台はほろ苦かったが「もう1回全国に来て、今度は表彰台に乗りたい」と笑顔でリベンジを誓った。