国際水連事務総長が小池都知事に計画通りの新会場建設要望「東京には新施設が必要」

 2020年東京五輪・パラリンピック会場計画見直し問題で、東京都江東区に建設予定の水泳会場「オリンピック・アクアティクスセンター」が対象に入っていることを受けて、国際水泳連盟(FINA)のコーネル・マルクレスク事務総長が25日、小池百合子都知事(64)と都庁で会談。「五輪に向けてベストなコンディションにすることと、レガシーを残すことが大事」と話し、現行計画通りの新会場建設を要望した。

 会談を終えたマルクレスク氏は「都とは全力で協力したい。五輪組織委と日本水連とも協力する。小池都知事も素晴らしい女性で、おっしゃっていることはわかりやすい。コラボレーション、相互理解していきたい」と、都と連携を深める姿勢を示した。

 既存施設の辰巳国際水泳場(東京都江東区)は水球の試合会場として使用する予定だが、同事務総長は「1993年につくられた23年前の施設。国際的なスポーツ都市である東京には新施設が必要」と、競泳会場としては観客席の少なさなどの不備を指摘。新会場は大会時に2万席を用意する予定で、「五輪のみならずレガシーとしても必要だと考える」と訴えた。

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