「男子テニス・マスターズ・パリ大会」（２日、パリ）

　シングルスで世界４位、第５シードの錦織圭（２６）＝日清食品＝は初戦となる２回戦で世界２８位のビクトル・トロイツキ（セルビア）と顔を合わせ、６－２、７－５で勝利した。通算３００勝利を達成した。

　第１セットは最初に２ゲームずつキープ。その後の第５ゲームで錦織は得意のラリー戦からペースをつかみ、この試合最初のブレークを奪うと、以後のゲームをすべてものにした。

　第２セットはお互いにブレークしあう展開に。錦織が２度、トロイツキが１度ブレークした後の第４ゲームを、錦織がキープ。このまま試合を決めるかに見えたが、第６ゲームで錦織にミスが出てブレークされ、追い付かれた。２ゲームずつキープして迎えた第１１ゲーム。相手のサービスを辛抱強く返してブレークに成功した。第１２ゲームは無難にキープし、この試合をものにした。

　３回戦はラモスビノラス（スペイン）とツォンガ（フランス）の勝者と対戦する。