大統領選が24年ロス五輪招致に影響も トランプ氏の勝利が「逆風」に?
8日投開票の米大統領選で共和党候補のトランプ氏が勝利したことで、24年夏季五輪招致に立候補した米ロサンゼルスの投票などスポーツ界にも影響を及ぼしそうだ。
開催都市は来年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まるが、数々の人種差別的な発言がヒスパニック(中南米系)や女性らの反発を招いている問題を踏まえ、古参のIOC委員は「ロスは難しい問題を抱えた。招致に逆風となる可能性もある」との見解を示した。
サッカーの元イングランド代表FWで人気司会者のガリー・リネカー氏は英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めた経緯も考慮し、ツイッターで「われわれは驚くべき時代に生きている」とコメント。イングランド・プレミアリーグで活躍するベルギー代表DFコンパニー(マンチェスター・シティー)は「世界中のばかに権力を与えてどうなるか見てみよう。次世代のリアリティー番組だ」とつづった。
一方、トランプ氏勝利には好意的な声も。昨季まで阪神でプレーし、今季は米大リーグ、カブス傘下マイナーに所属したマット・マートンは「おめでとう。われわれは一つの国として団結しなければいけない。“グレート・アゲイン”」とつぶやいた。