白井健三、リオ五輪後初戦でH難度大技「シライ3」解禁へ
体操の全日本団体選手権(11日開幕・代々木)の公式会見が10日行われ、リオデジャネイロ五輪団体金メダルメンバーで、これが五輪後初戦となる白井健三(20)=日体大=は、五輪でも封印していた床のH難度の大技「シライ3(伸身リジョンソン)」を解禁する意向を示した。
連覇を狙う日体大の一員として「所属唯一のオリンピアンとして、練習の仕方やモチベーションの部分から自分が引っ張っていく気持ちでやってきた」とエースとしての自覚を漂わせ、「床では伸身リジョンソンを入れる方向でやっている。仲間が僕が攻めていける状況を作ってくれた」と、大技挑戦に意欲を見せた。
同技は昨年12月の豊田国際で白井が初めて成功させ、その後、「シライ3」と命名された。今年2月のアゼルバイジャンでの大会でも挑戦したが、失敗。その後は封印していた。