遠藤が白鵬破り金星「ひるまず出ようと思った」館内は大歓声
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「大相撲九州場所・6日目」(18日、福岡国際センター)
東前頭3枚目の遠藤(26)=追手風=は横綱白鵬(31)=宮城野=を初撃破し、14年5月場所、鶴竜に勝利して以来、2つ目の金星を挙げた。今場所は3大関を倒し、全勝の横綱に土を付ける大暴れで4勝2敗とした。
立ち合い、鋭く踏み込み、白鵬の右の張り手もかまわず前へ出た。左を差して、休まず一気に勝負を決めた。ぼう然とする最強横綱。館内は割れんばかり歓声が響いた。
「立ち合いだけしっかり踏み込むことを考えた。張り手が来てもひるまず出ようと思っていた。結果的に良かった。うれしいです」。支度部屋では喜びをかみしめた。
八角理事長(元横綱北勝海)は「白鵬はいっぺんに来ると思わなかったんだろう。見ていこうとして最後になって焦ったな。遠藤はケガもあり、努力をしていた。だから、こういうことがある。今までやってきたことが間違いじゃないと自信になる」と褒めちぎっていた。