17歳新鋭・三原舞依、GPファイナル射程圏!SPまた自己ベストで3位発進
「フィギュアスケート・中国杯」(18日、北京)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、スケートアメリカ3位で、今大会にGPファイナル(12月・仏マルセイユ)出場が懸かる三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=は力強い演技で自己ベストとなる68・48点をマーク。3位発進を決めた。本郷理華(20)=邦和スポーツランド=は63・63点で6位に付けた。
伸び盛りの17歳の勢いは止まらない。今季シニアGPデビューながら、スケートアメリカで3位。今大会で上位に食い込めば、GPファイナル行きの可能性がある三原は、冒頭の連続3回転ジャンプを切れ味鋭く決めると、SP「ロンド・カプリチオーソ」の優雅な音楽に乗り、圧巻の滑りを披露。残るジャンプもほぼ完ぺきに決め、演技を終えると、両手を突き上げて喜びを表現。表示された得点を見ると、笑顔で何度もうなずいた。
首位オズモンド(カナダ)とは約4点、2位のラジオノワ(ロシア)とは約2点差で、逆転優勝の可能性も十分ある。昨年末、全身の関節が痛む難病「若年性突発性関節炎」を発症しながら、地道な治療と懸命な練習で銀盤に舞い戻ってきた17歳。滑ることができる喜びを存分に噛みしめながら、夢舞台への切符が懸かる19日のフリーに臨む。