米進学のサニブラウン、フロリダ大ではスポーツマネジメント学ぶ
陸上男子で世界ユース選手権短距離2冠のサニブラウン・ハキーム(17)=東京・城西高=が21日、都内で行われた日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」認定式に出席した。20年東京五輪に向けた重点的な強化サポートの対象に3年連続で選ばれ、「たくさんサポートしていただけるので、世界大会で活躍していい姿を見せたい」と誓った。
高校卒業後、来秋からは米フロリダ大への進学を決断した。「競技面では数々のオリンピアンを育てたコーチがいる。しっかりメニューやケアをしてくれるので、金メダルを獲れたらと思う」と意欲。さらに、「後輩たちの選択肢を広げられる先駆者になりたい」と、自らがロールモデルになる覚悟を示した。
この日は、東京都の小池百合子知事も出席。サニブラウンら東京五輪を目指す選手に対し、「世界の中で認められるリーダーとして頑張って欲しい。世界に日本ありというところを見せて欲しい。人間力、リーダーシップが問われる」とエールを送った。
サニブラウンは進学後、スポーツマネジメントを学ぶ方針で、「世界で通用する資格を得られるし、国際的な仕事がしたい」と将来への青写真も描いた。アスリートとして、人間として、世界の最先端で原石を磨く。