伊調馨、「生き様」でベストドレッサー賞 「ジャージと試合着の私がなぜ…」
リオ五輪金メダルで五輪4連覇を達成した女子レスリングの伊調馨(ALSOK)が30日、「ベストドレッサー賞」を受賞し、都内で行われた発表・授賞式に出席した。
藍染めの着物で登場した伊調は、最近、和装に興味があるようで、「日本人女性として海外の方と合宿や試合会場で会う度に、日本の服に興味がある選手が多いので…。説明したり、来てみせられたらいいなと思ったんですけど、なかなかできなくて」と語った。
自身は「自分の服もそうですけど、友達とショッピングにいったりするのも好き」といい、「レスリング以外は女性だなと思います」とはにかんで場内を笑わせた。競技仲間を見ても「格闘技仲間は乙女チックな方が多いですね。憧れというか、女性として生きたかったなという思いがあるのかと思います」と打ち明け、司会者から「終わってませんから!」とフォローされていた。
受賞を聞いた時は「ジャージと試合着の私がなぜベストドレッサー賞なのか」と驚いたというか、「ファッションよりも生き方というか生き様を評価していただいたらしくて…」と関係者から聞いて喜んだという。式典後の取材でも「ほぼ男として、レスリングはやらないと勝てない競技なので、普段はそういうのが多かったので、今後は女性としての魅力を着物から引き出していただいて、女としても頑張っていきたいと思います」と、女性としての魅力も追求していきたいとした。
ちなみに「勝負服」は「本当に“勝負”している時は試合着はやめて置きます。これ(今日の服装)で勝負したいと思います」と笑顔で意気込んでいた。