阿部詩、きょうだいVならずも「自分の柔道ができた」

 「柔道・グランドスラム東京大会」(2日、東京体育館)

 男女計5階級が行われ、男子66キロ級は阿部一二三(19)=日体大=が、講道館杯覇者の橋口祐葵(明大)に一本勝ちし、2年ぶり2回目の優勝を果たした。女子52キロ級で出場した阿部の妹・詩(うた、16)=兵庫・夙川学院高=は、決勝で角田夏実(了徳寺学園職)に一本負けしたが、シニアの国際大会デビュー戦で兄譲りの豪快な投げ技で外国人から一本を奪うなど2位と健闘した。

 決勝では慣れない関節技に屈し、史上最年少&きょうだいVの夢はついえたが、「少しは自分の柔道ができた」と自信をつけた。4年後に向け「お兄ちゃんほどの度胸はまだないけど、東京五輪は2人で優勝したい」と目を輝かせた。

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