公務員ランナー川内「勝負強さを磨きたい」 魂の激走から一夜

 福岡国際マラソンで日本人トップの3位に入り、17年世界選手権(8月・ロンドン)の代表入りへ大きく前進した公務員ランナーの川内優輝(29)=埼玉県庁=が一夜明けた5日、福岡市内で取材に応じた。右足ふくらはぎ、左足首を痛めた状態での激走を「奇跡が起こったような感じ」と、笑顔で振り返った。

 世界選手権の代表は、福岡を含めて、来年2月の東京、別府大分、3月のびわ湖毎日の選考会の結果で決まる。今後も“川内流”を貫き、国内外のレースに積極的に参戦しながら審判の時を待つ。

 「あとは待ってどうなるか。今回が64回目のマラソンだったけど、世界選手権までには70近くになっていると思う。自己ベスト(2時間8分14秒)を狙いつつ、勝負強さを磨きたい」。吉報を信じて走り続ける。

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