羽生 エキシビションで突然の大技 「平昌に向け」4回転ループ→3回転トーループ

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(11日、マルセイユ)

 平昌五輪の秘密兵器だ。男子シングルで史上初の4連覇を飾った羽生結弦(22)=ANA=が11日、エキシビションで大技を披露。新たな武器が完成間近であることをうかがわせた。

 突然の披露だった。自らの出番を終えてエンディングセレモニーも終わりを迎えたとき、GPファイナルの女子シングルで連覇を飾ったメドベージェワ(ロシア)が羽生に歩み寄り、耳打ちした。その直後にリンクに勢いよく滑りだすと、4回転ループと3回転トーループの連続ジャンプを見事に成功。思わずガッツポーズで喜びを表現した。

 温めていた大技だった。9月に世界初となる4回転ループを成功させたばかりだが、さらに難易度が高い4回転ループ-3回転トーループはNHK杯での練習などでも披露しており、「練習でちょっとずつやっていて、平昌に向けて視野に入れていけば」と話していた。既に4回転ルッツへの挑戦も明かしているが、この大技が加われば鬼に金棒だ。

 「どんな試合でも勝ちたい。この後しっかりやらないといけない」と慢心がない絶対王者は向上心のかたまり。今月末の全日本選手権、さらに出場が予想される年明け2月の四大陸選手権、3月の世界選手権に向けて進化を続けていく。

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