第９３回東京箱根間往復大学駅伝（来年１月２、３日）で、３連覇と大学駅伝３冠の懸かる青学大が１７日、神奈川県相模原市内で取材に応じた。学生長距離界のエースに成長した一色恭志（４年）を含めた圧倒的な選手層の厚さで出雲、全日本を快勝。今回の箱根でも不動の本命とみられている。原晋監督は「順調にきている。アクシデントがなければ、今回も学生の素敵な笑顔を大手町にお届けできる」と、自信をみなぎらせた。

　ただ、唯一の不安要素となるのが、“山の神”神野大地（現コニカミノルタ）が抜けた山上りの５区。原監督は「今年の青山に“神”はいません」と断言。「他の大学に神野なみの“スーパー山の神”が出てきたら白旗。１区間で３分差がつくとしんどい。頼むから、今回の神はゆっくりしてて欲しい。（安倍首相とプーチン大統領が会談した）大谷山荘あたりで温泉でも漬かっててくれたら」と時事ネタも交えつつ、“神頼み”していた。