若手に屈して川内優輝は3位 23歳・橋本が初優勝
「陸上・防府読売マラソン」 (18日、防府市陸上競技場発着)
23歳の橋本崚(GMO)が2時間11分20秒で初優勝した。2年ぶり3度目の優勝を狙った川内優輝(29)=埼玉県庁=はトップと1分25秒差の2時間12分45秒で3位だった。4日の福岡国際マラソンで日本勢最高の3位に入った川内が、25キロすぎに仕掛けて抜け出したが、それを追っていた橋本が30キロすぎに逆転し、その後は独走態勢を築いた。川内はさらに吉村大輝(旭化成)にも抜かれた。
来年8月の世界選手権(ロンドン)出場を狙う川内が、若手の猛追に屈して3位に終わった。25キロ過ぎで仕掛けて先頭に立ったが「結構疲れた」と橋本、続いて吉村に抜かれた。それでもレース後は「2人が強かった」と潔く両者をたたえた。4日の福岡国際マラソン前に捻挫した左足首の影響もあった。「練習ができていないと負ける。福岡(の3位)が奇跡だと改めてわかった」と話した。