インフルから復帰の真凜「笑顔で終われたら」
「フィギュアスケート全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)
世界選手権(来年3~4月・ヘルシンキ)代表選考会を兼ねた男女シングル公式練習などが行われた。
今月のジュニアグランプリ(GP)ファイナル(マルセイユ)をインフルエンザのため、棄権した女子の本田真凜(大阪・関大中)は「少しずつよくなって、もう大丈夫」と笑顔。13日に帰国してから「短い期間でできることをやってきた。あとは楽しく滑れたらいいな」と語った。
昨季は3位だったジュニアGPファイナルで頂点を狙ったが、現地入りした6日に39度を超える高熱を出し、8日朝の公式練習を欠席。欠場を決めた。
「今季の目標の1つに出られなかったので、すごい落ち込んだ」と本田。しかし「ケガじゃなくてよかったとみんなに説得されて切り替えた」。現地では「3日間くらいはベッドの上でずっとジッとしていた。1週間くらい部屋の中だったので、何かできることはないかとトレーニングをした。体力が少しでも落ちないようにと思った」と不安との戦いだった。
練習量の不足は否めないが「(帰国後に)1日に何度も全力で曲を通してきて、だいぶ元に戻った」と復調の手応えはある。連覇を目指す世界ジュニア選手権への出場権もかかる今大会。やれることはやった。「笑顔で終われたらいい」と“真凜スマイル”の復活を宣言した。