浅田真央、3回転半以上に連続ジャンプ失敗で痛手【採点詳細】
「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、東和薬品ラクタブドーム)
女子フリーが行われ、SP8位からの巻き返しを期した浅田真央(中京大)はフリー114・10点、合計174・42点で12位に後退した。冒頭で転倒したトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転不足から「ダウングレード」の判定を受け、基礎点が3・30に、出来栄え点(GOE)を反映すると1・80点となった。
2度のコンビネーションジャンプは回転不足と判定され得点を伸ばせず。予定していた3回転フリップ-2回転ループ-2回転ループの連続ジャンプも最初のフリップが抜けてしまい1回転の単独ジャンプになってしまい0・46点となったことが大きな取りこぼしとなった。
3つのスピンとステップシークエンスはすべてレベル4を獲得した。スケート技術、曲の解釈、要素のつなぎなどを評価する構成点は合計65・32点。これは全体で宮原知子の70・06点に次ぐ2番目に高い点数で、表現力や基礎技術の高さは証明している。
以下、各要素ごとの点数。単位は点。※は演技後半のジャンプのため加点あり。<は回転不足。<<は回転不足によるダウングレード判定。
【技術点】50・78
(1)3回転アクセル<<(転倒) 1・80
(2)3回転フリップ<-3回転ループ< 6・20
(3)3回転ルッツ 6・70
(4)フライングキャメルスピン レベル4 3・77
(5)コレオグラフィックシークエンス レベル1 3・60
(6)2回転アクセル-3回転トーループ<※ 6・64
(7)3回転サルコー※<(転倒) 1・31
(8)1回転フリップ※(予定では連続ジャンプ) 0・46
(9)3回転ループ※ 6・31
(10)足換えコンビネーションスピン レベル4 4・36
(11)レイバックスピン レベル4 3・63
(12)ステップシークエンス レベル4 6・00
【構成点】65・32(以下の各点数に1・60を乗じたもの)
スケート技術 8・04
要素のつなぎ 7・64
動作/身のこなし8・04
振り付け/構成 8・50
曲の解釈 8・61
【減点】転倒 -2・00
【フリーの合計】114・10
【SPとの合計】174・42