フィギュア世界選手権に羽生、宇野、宮原ら 本田真凜は世界ジュニアへ
来年3月のフィギュア世界選手権(3月29日開幕、ヘルシンキ)の出場選手が25日、発表された。
男子は全日本選手権初優勝の宇野昌磨(中京大)、同2位の田中刑事(倉敷芸術科学大)と、インフルエンザで大会を欠場したもののGPファイナルで4連覇を果たしている羽生結弦(ANA)が、女子は全日本3連覇の宮原知子(関大)、同2位の樋口新葉(日本橋女学館)、同3位の三原舞依(神戸ク)が選ばれた。浅田真央(中京大)は、休養していた14-15年シーズンを除くと06-07年から9シーズン欠かさず出場していたが、今回は漏れた。
宇野は「昨シーズン涙で終わった世界選手権を今年は笑顔で終えられるように頑張りたいと思います」。初出場となる田中は「今自分ができることをしっかり全力で出し切って、最高の演技を世界の舞台で滑りたいと思います」と意気込みを語った。
女子の宮原は「今シーズンはショートとフリーと両方をいい演技でやる試合ができていないので、世界選手権では自分らしい演技ができるようにもっともっと頑張りたいです」とさらなる高みを目指した。
初出場となる樋口は「どうなるか自分でも分からないんですけど、もっともっと練習していって、自分がその時にできることを全部出し切るように頑張りたいです」、若年性特発性関節炎を乗り越えた三原は「ここまで戻ってこられて自分でも驚きでびっくりだったんですけど、世界選手権では日本代表として悔いの残らない演技をしたいと思います」と初々しく語った。
ペアは須藤澄玲/フランシス・ブードロ・オデ組、アイスダンス(須藤は神奈川FSC、オデはカナダ)は村元哉中/クリス・リード組(木下グループ)が選ばれた。須藤は「フリープログラムをレベルアップして試合に臨めるよう練習頑張ります」、オデは「けがに気をつけて練習たくさん頑張ります」と語った。
村中は「トップ10を目指して練習頑張るので応援よろしくお願いします」と目標を掲げ、リードは「世界選手権へ向けて、もっと強くパワーのある演技をしていきます」と誓った。
また、来年3月15日開幕の世界ジュニア選手権(台北)には、男子が友野一希(大阪・浪速高)、島田高志郎(就実学園)が、女子は坂本花織(神戸ク)、本田真凜(大阪・関大中)、白岩優奈(関大KFSC)、アイスダンスに深瀬理香子/立野在(深瀬は大東文化大、立野は法大)で臨む。
2月の四大陸選手権(2月15日開幕、韓国・江陵)は男女とも世界選手権と同じ選手が。ペアは須藤/オデ組と須崎海羽/木原龍一組(木下グループ)、アイスダンスは村中/リード組と平井絵己/マリオン・デ・アランション組が選ばれた。
アジア冬季競技大会(2月19日開幕、札幌)には男子が宇野と無良崇人(洋菓子のヒロタ)、女子が宮原と本郷理華(邦和スポーツランド)、ペアが須崎/木原組と高橋成美/柴田嶺組(木下グループ)、アイスダンスは村中/リード組と森衣吹/鈴木健太郎組(森は名東FSC、鈴木はパピオフィギュアクラブ)が派遣される。