松山聖陵が花園初勝利 広島入団のアドゥワ投手も観戦

後半、ラックから左に展開しトライを奪う松山聖陵FW三好優作=花園ラグビー場(撮影・持木克友)
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 「全国高校ラグビー・1回戦、松山聖陵46-0山形中央」(28日、花園ラグビー場)

 39年ぶり2度目出場の松山聖陵(愛媛)が、花園初勝利を大勝で飾った。

 同校は野球部が今夏、甲子園初出場を果たした。チームのけん引役となり、広島入団も決まったアドゥワ誠(3年)も観戦する中での勝利に、主将のHO三好優作(3年)は「よかったです」と笑顔。

 県大会で勝ち進む中、「普通は周囲がちやほやしてくれる時期に、アドゥワのドラフトや入団会見などで“持って行かれ”ましたから。学校を有名にしてくれた反面、悔しさもありましたよ」と、いつもは仲良しのアドゥワをばちばち意識しながらの勝利でもあった。

 松山聖陵を率いて5年目の渡辺悠太監督(28)は、東海大仰星時代(2007)に日本一を経験。頂点を知るだけに「まだまだ大阪や九州のレベルにはない」と厳しい見方をしつつも「いずれは日本一となって『四国に松山聖陵あり』と言われたい」と大きな目標を掲げる。

 その渡辺監督が「最高のキャプテン」という三好のタックルを軸に、「年を越す(3回戦進出)」というテーマに挑む。

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