青学大が往路3連覇!「湘南の神」3区秋山が快走 山の神・神野も祝福
「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)
大学駅伝3冠と3連覇を目指す青学大が3年連続3回目の往路優勝を果たした。2位でタスキを受けた3区の秋山雄飛(4年)が1時間3分3秒で2年連続区間賞を獲得する快走でトップに出ると、4区、5区とリードを守った。山登りの5区で活躍し「山の神」と称された青学大OBの神野大地(コニカミノルタ)は、秋山を「湘南の神」と称賛した。2位には33秒差で早大、順大が2分23秒差で3位が入った。(タイムは速報値)
1区・梶谷は集団についたままトップから4秒差の4位で入った。2区のエース・一色はトップから38秒差とリードを許す展開になったが、ここで秋山が奮起した。13キロ過ぎで神奈川大・越川をとらえると、そのまま先頭に。4区には29秒差をつけてタスキをつないだ。
3区は戸塚中継所から平塚中継所までの21・4キロ。最初下ってからは海沿いを走る。江ノ島の西側を走り、海風や日差しにどう対応するかがポイントとなる区間となる。湘南の海を視界に入れながら、2年続けての快走を披露した。青学大は4区・森田、5区貞永ともリードを守ったまま、ゴールテープを切った。
秋山は「前が約40秒差でちょっと見えなかったので、最初飛ばし過ぎたら後半ばててしまうなと思って意識から消して走りました。去年のタイムが62分(1時間2分)24秒で今年は40秒ぐらい遅くなってしまって…そこだけが悔しいですけど、区間賞はうれしいです」と笑顔だった。テレビ中継でゲスト解説していた神野は「本当に2年連続区間賞おめでとう。これで湘南の神になったね」と祝福。秋山は「山の神に言っていただいてうれしいです」と照れていた。