上位チーム指揮官たちも青学大に脱帽「図抜けている」

2位でゴールする東洋大・小早川健=東京・大手町
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 「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 青学大が史上6校目となる総合3連覇を3年連続の完全優勝で達成した。復路は1度もトップを譲らず、合計タイム11時間4分10秒でゴール。2位・東洋大に7分21秒差をつける圧勝だった。青学大はまた、昨年10月の出雲駅伝、同11月の全日本大学駅伝での優勝に続く1シーズン大学駅伝3冠を達成した。史上4校目。3冠と3連覇の同時達成は初となった。往路2位の早大は3位。4位には順大、5位には神奈川大が続いた。

 終わってみれば、青学大が他を圧倒する力を見せつけて圧勝。上位チームの指揮官たちも、その底力に脱帽した。往路4位から意地の2位をもぎとった東洋大の酒井監督は「青学さんは選手それぞれに見合ったフィジカルを作ってくる。それは他から見ても図抜けてる。誰が出てきても安定した走りをするし、後半になってもブレない」と、その育成能力を称賛。さらに勝ちを重ねている状況を「伝統が加わってきているし、選手も練習でしっかり走れれば、本番も走れるという自信になっている。追い抜くのはなかなか難しい。今までやってきたことに何かプラスしていかないと」と、危機感を強めた。

 復路で1つ順位を下げた早大の相楽監督は「まだ勝っていないので…。何を足せば勝てるのか」と、頭を掻いた。「(7区の)田村くんにアクシデントがあっても、あのタイムで走れる。勝ち慣れ、レース慣れ、厳しいメンバー争い。いろんな要素があるんだと思う」と、選手層の厚さに舌を巻いた。

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