京都成章“大金星”あと一歩 奇策“13人モール”で12点リードも

 「全国高校ラグビー・準々決勝、東福岡28-22京都成章」(3日、花園ラグビー場)

 “大金星”には一歩及ばなかった。それでも力は十分に出し切った。試合を終えた京都成章フィフティーンの顔には、晴れやかな笑みが広がっていた。

 「期待通りに力を出してくれた。アタックは(東福岡を)差し込んでいた。(DFが)本当に良かった」と湯浅監督も笑顔。低く鋭いタックルで食らいつき、東福岡攻撃陣に前進を許さなかった。

 後半4分にSH片岡(1年)が逆転のトライ。さらに同11分にラインアウトからモールを形成すると、約30メートルを一気に押し込む。最後はBK陣も加わり、13人がかりでインゴールになだれ込んだ。CTB三木主将(3年)が「練習でもやったことがない」と話す奇策、“13人モール”でリードを12点に広げてみせた。

 春の選抜大会では10-45と完敗。今回も最終的には逆転負けを喫したものの、三木は「『打倒・東福岡』を掲げて1年間、練習に励んできた。最後まで60分、笑顔でやり切りました」。しっかりと前を向き、目標達成を後輩に託した。

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