東海大仰星2連覇ポロリ…FB河瀬痛恨のノックオンで好機ついえる
「全国高校ラグビー・決勝、東福岡28-21東海大仰星」(7日、花園ラグビー場)
東福岡(福岡)が東海大仰星(大阪第一)を28対21で下し、2大会ぶり6度目の優勝を果たした。東海大仰星はチャンスでのミスが目立ち、2年連続5度目の優勝を逃した。
つかみかけた2連覇の夢が、その手からこぼれ落ちた。東海大仰星は7点を追う後半28分、東福岡ゴールラインまで10メートルに迫り右に展開。ライン際までパスをつなげたところでFB河瀬諒介(2年)が痛恨のノックオン。ラストチャンスはついえ、直後にノーサイドの笛が鳴り響いた。
「意思の疎通ができていなかった」と河瀬。SO山本からラストパスを受けたが、「(山本がそのまま)いくと思った。(パスを受ける)準備ができていなかった」と唇をかむ。「流れとして真っすぐ走っていれば(トライを)取れたかな」と敗戦の責任を負った。
摂南大監督で元日本代表FWの父・泰治氏(57)から前日、「(今大会の)花園では最後だから精いっぱい頑張れよ」と激励のメールが届いた。「(チームのテーマである)『やり切る』ことができなかった。来年は絶対に優勝する。絶対にリベンジする」。この悔しさは来年、父も大工大高(現・常翔学園)時代に立った頂点で晴らす。