宇良、大銀杏で初陣星 会心の相撲で大銀杏も崩れず
「大相撲初場所・初日」(8日、両国国技館)
十両宇良が千代丸を押し出し、大銀杏(おおいちょう)で初陣星を飾った。立ち合い、相手が動いてはたきに出たが動じない。懐に飛び込んで一気に186キロを土俵外に運んだ。
居反(ぞ)りなどアクロバット相撲で注目されてきたが入門以来、徹底して磨いてきたのは押し相撲。トレーニングの成果で下半身も一回り大きくなった。「こういう相撲をどんどん増やしていきたい。初日は自分的には一番緊張してはいけない。思っていた通りに相撲が取れた」と会心の表情で振り返った。
初めて結った大銀杏が崩れる前に勝負は決まった。「崩れないようにしようとしていたわけではないですが」と口も滑らか。3月の春場所、地元大阪での新入幕凱旋へ好スタートだ。