宇良、逆転技「首ひねり」で2連勝 十両では2年4カ月ぶり

首捻りで青狼を下し連勝の宇良(手前)=両国国技館
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 「大相撲初場所・2日目」(9日、両国国技館)

 居反りなど多彩な技で知られる十両の宇良が逆転技・首ひねりで初日から2連勝とした。

 青狼に対して懐にもぐろうと低く出ていったが、もろ手で押し返され土俵際まで追いやられた。左足をかけてこらえる宇良は、相手の首に腕をまわし、腕も取って残すと、もつれながら後方に倒した。

 十両では14年秋場所12日目に徳真鵬が旭大星に決めて以来、約2年4カ月ぶりとなる決まり手「首ひねり」での決着となった。一般的に劣勢側の力士が出す技とされている。一方の腕で首を抱え、もう一方で相手の差し手をとり、首を抱えている方の腕に相手を倒すと「首ひねり」となる。

 取組後は淡々とした口ぶりで「無我夢中というか…。諦めなかったのかな。諦めなかったのが良かった」と振り返った。首ひねりを過去に出したことはなく、「狙ってやったわけじゃない。とりあえず(相手を)倒さないとということしか頭になかった」。体が自然と動いての逆転劇だったようだ。

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