稀勢の里が再び単独トップ、連敗回避「集中してやりました」

胸を合わせ照ノ富士(左)を押し込む稀勢の里=両国国技館(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲初場所・10日目」(17日、両国国技館)

 大関稀勢の里(田子ノ浦)が大関照ノ富士(伊勢ケ浜)を寄り切って、1敗を守った。1敗で並んでいた平幕の貴ノ岩(貴乃花)が2敗に後退したため、再び優勝争いの単独トップに立った。

 過去10勝3敗と、得意としている相手ではあったが、冷静に勝負を決めた。上手が一枚になり不十分な状態ながらも慌てて前に出ることなく、じわりじわりと寄って出た。

 「集中してやりました」と一番を振り返った稀勢の里。前日9日目は不調の琴奨菊にまさかの黒星を喫したが、「まあ、今日は今日で」と気持ちを切らさなかった。昨年の春場所、夏場所など初日からの連勝が止まったあとは連敗する事例があったが、今場所は踏みとどまった。

 貴ノ岩が敗れたことを聞かれると「集中してやるだけですね」。終盤戦への気持ちを尋ねられても「しっかり、明日は明日でやるだけですね。一日一日、集中して、しっかりやるだけです」と多くを語らず気を引き締め直した。

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