八角理事長が5敗目鶴竜の気力を懸念「日馬富士はけがをしても…」
「大相撲初場所・10日目」(17日、両国国技館)
八角理事長(元横綱北勝海)が、横綱鶴竜に厳しいエールを送った。
一方的に敗れた玉鷲戦を見届け、報道陣に「横綱としては負け方が悪すぎる。こういう時は、気持ちを引き締め、ちゃんとやるかどうかだ」と語った。「気持ちの持ちよう。強気でいかないと。負けて下を向いているようじゃだめ。(1年間)6場所務めるのが大事なこと。勝たないことには務められない」と精神面の落ち込みを指摘した。
11日目はかど番の琴奨菊と顔を合わせるが、「明日は優勝の一番ぐらい(の気持ち)でいかないと。見ているお客さんに気力がないという風に映る。日馬富士はけがをしても気力ある相撲を取った。気力を出さないとだめ」と、同じ横綱の日馬富士を引き合いに奮起を期待した。