伊藤美誠は5回戦で敗退「上を見過ぎた…」しゃがみこんで悔しがる
「卓球・全日本選手権」(20日、東京体育館)
女子シングルス5回戦が行われ、リオデジャネイロ五輪団体銅メダルの高校1年・伊藤美誠(16)=スターツ=は、安藤みなみ(専大)に2-4で敗れた。16年女子W杯優勝の平野美宇(16)=エリートアカデミー=はストレート勝ちし、4連覇を目指す石川佳純(23)=全農=も逆転勝ちで、6回戦に進んだ。
伊藤は第1ゲームを制したものの、第2ゲームはリードを奪いながら落とし、相手に流れを渡した。試合後半はバックもフォアも入らなくなり、敗退が決まると、しゃがみ込んで悔しがった。
32強、8強、4強と年々成績を上げてきた16歳。昨夏は初の五輪を経験し、今年は史上最年少での優勝を期していたが、5回戦で足をすくわれた。「優勝を目指していたので、石川さんとか(平野)美宇ちゃんとかの対策をしてきたけど、上を見過ぎたかもしれない。そこに行かないと意味ないので、序盤の相手の対策もしないといけない」。
世界選手権(5~6月、デュッセルドルフ)の代表入りは事実上決まっており、「それに向けて頑張りたい」と前を向いた。