宇良「たすき反り」で10勝目 十両以上では初の決まり手

天風(手前)をたすき反りで下した宇良=両国国技館(撮影・開出牧)
3枚

 「大相撲初場所・13日目」(20日、両国国技館)

 十両3枚目・宇良(木瀬)が同9枚目の天風(尾車)を「たすき反り」の決まり手で下し、10勝目(3敗)。来場所の新入幕に近づいた。

 「たすき反り」とは、片手で相手の差し手をつかみながら、一方の手を相手の腕の下に通して足を内側からすくい上げて、後ろに反り倒す技で、1960年1月に決まり手が制定されて以来、この日まで十両、幕内で使われたことはなかったという。

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