ノルディック複合 “キング・オブ・スキー”襲名へ、荻原健司氏が渡部暁斗に太鼓判

 約3カ月後に迫った平昌五輪で金メダルの期待が懸かるノルディックスキー複合の渡部暁斗(29)=北野建設=が25日、本格的な五輪シーズン開幕を前に、長野県白馬村で練習を公開した。

 ソチ五輪銀メダリストは、ジャンプ、クロスカントリーとも順調な仕上がりを強調。「視界良好でシーズンに入っていける。五輪で求める結果は1つしかない。金メダルは当然。どう取るかが大事」と、強気に言い放った。昨季の世界選手権でも銀メダルなど大舞台では2、3位が多く、“シルバーコレクター”、“ミスターNo.2”と呼ばれてきた男が、本格的な充実期を迎えつつある。

 練習を見守った92年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪金メダリストの荻原健司GM(47)も、かつての自身の異名でもあった“キング・オブ・スキー”襲名に太鼓判。「絶好調。ソチ五輪の銀で日本のキング・オブ・スキーにはなれた。今度は世界のキング・オブ・スキーになってほしい」と、期待を込めた。

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