“世界の山根”騒動が海外でも… フィリピン連盟会長「今の“大統領”は誰?」
「アジア大会・ボクシング」(27日、ジャカルタ)
ボクシングの16年リオデジャネイロ五輪代表で、日本ボクシング連盟の混乱で、自身への助成金が不正流用されたことが明らかになった男子ライトウエルター級の成松大介(28)=自衛隊=は初戦の2回戦でインドネシア選手を大差の判定で下し、準々決勝に進んだ。
「世界の山根」は本物だった。5-0で勝利した成松の試合後、樋山茂チームリーダー(64)に、フィリピン連盟の会長が歩み寄りガッチリ握手を交わした。
同会長の第一声は「Where is Yamane?」。一連の騒動は海外でも知られているという。山根氏が来ていないと知るや「今の“大統領”は誰?」と同会長。「歴史の男」が誇る権力と存在感は、やはりワールドクラスだった。