柔道・小川ジュニア、代表生き残りへ背水「一番の踏ん張りどころ」GS大会出発
柔道男子100キロ超級の小川雄勢(22)=明大=が13日、国際大会のグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(15~17日、ロシア)に成田空港から出発した。大学生として臨むラストマッチとなるだけに「最後なのでスカっと終わりたいですね」と快勝を期した。
先月のGSデュッセルドルフ大会ではライバルの原沢久喜(26)が優勝する中、自身は2敗を喫して5位に終わった。初出場した昨年の世界選手権で3回戦敗退に終わって以降は選考大会で結果を残せず、今夏の世界選手権(日本武道館)への代表入りへは背水の立場。東京五輪代表候補として生き残るためにも、「(今回)勝ちにいくのは大事だが、それ以上に自分の柔道をやるというテーマを持ってやりたい」と、まずは積極性を出すことを課題に挙げた。
2月から始まり、4月の全日本選抜選手権(福岡)、全日本選手権(日本武道館)まで続く5連戦のうち、これが3戦目。3日前にも全日本選手権東京都予選に出場したばかりとあって、「あまり疲れは抜けてない」と明かしつつも、「ここは僕にとっても一番の踏ん張りどころなので、エカテリンブルクで頑張りたい」と覚悟を持って臨む。