桃田賢斗が右眼眼窩底骨折で全治3カ月 日本代表合宿で身体の不調を訴え、緊急手術

 バドミントン男子の桃田賢斗が、右眼の眼窩底骨折で全治3カ月と診断されたことが8日、分かった。所属のNTT東日本が発表した。

 桃田は1月に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ、顔面3箇所の裂傷や全身打撲などを負った。帰国後も精密検査を行い、「異常なし」と診断。2月3日から日本代表合宿に参加していたが、身体の不調を訴えたため、5日に合宿先を離れたという。7日に精密検査を行い、骨折が判明。治療を優先し、この日、所属チームにおいて緊急手術に踏み切った。執刀医の見解では全治3カ月程度かかる見通し。

 東京五輪の金メダル候補として活躍が期待されている桃田。所属チームによると、合宿で練習を再開した4日、シャトルが二重に見えると訴えたという。骨折は事故の影響で「ほぼ間違いない」とした。

 しばらくは治療に専念することになり、五輪に間に合うかどうかは不透明。本人は長い競技生活を考えて治療を優先したというが、一日も早くコートに戻りたいという意思は示しているという。

 日本代表の朴柱奉ヘッドコーチは日本協会を通じて、「今回の事は驚いております」と、コメントを発表。手術成功に「先ほど結果を所属チームから聞いて一安心しております。今後に関しては手術後の経過を見て決めていくことになると思いますが、焦らずに回復に専念してほしいと思います」とした。復帰戦を予定していた全英オープンの派遣は取りやめとなり、復帰プランは白紙に戻った。

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