Bリーグは14日から無観客でリーグ再開も 損失甚大…「『自主的に』が1番困る」

 プロバスケットボールのBリーグは10日、都内で理事会を開催し、新型コロナウイルスによるリーグ戦の延期を受けて、今季のポストシーズンのフォーマットを変更を決めた。

 B1は当初4月23~27日で行われる予定だった2戦先勝方式の準々決勝を5月6日か7日に1戦決勝方式に、5月1~5日に行われる予定だった2戦先勝方式の準決勝を5月9日に1戦決勝方式に変更。準決勝は当初順位上位クラブのホームで行われる予定だったが、横浜アリーナへと変更された。ファイナルは当初5月9日に行われる予定だったが、11日へと後ろ倒しとなった。

 また、理事会では14日からのリーグ再開についても話し合われた。大河チェアマンはすでにリーグ終盤に差し掛かっていることから「我々はプロ野球やJリーグと違い、シーズン終盤。延期しても置き所がない。無観客か中止が(議論の)中心だった」と明かし、「なんとか試合をやっていきたい」と、無観客での再開を示唆した。11日に最終決定する。

 大河チェアマンは元銀行マンの経験から、今回のコロナウイルスのよる影響を「リーマンショック以上かもしれない」と話した。2月26日に、残りのリーグ戦をすべて中止した場合、B1、B2計36クラブの損失総額は最大で60億円と話していたが、無観客なら放映権料を確保できる。ただ、スポンサー料については「だいたいの場合は不可抗力条項がついていて、不可抗力の場合はスポンサー料は支払われるのではないか」としつつ「自主判断の場合は支払われない。政府の要請は“自粛要請”。これが不可抗力になるかどうか。『自主的に』というのが1番困る、という気持ち。(損失総額)60億が20億になるのか、50億で止まってしまうのか」と、率直に吐露した。

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