オリンピックに４度出場し、今年１月に現役引退した元マラソン選手の福士加代子さん（３９）が１５日、大阪市内のカンテレ本社で著書「福士加代子」（いろは出版）の取材会に出席。引退後の生活について明かした。

　今年１月３０日の大阪国際女子マラソンハーフマラソンで競技人生を締めくくった福士さんは、引退から約１カ月半がたち「もっと寂しくなるかと思ったのですが、そんなに寂しいということもなく、楽しくすごしています」と元気な様子。現役時代の所属先だったワコールに現在も勤めている。「毎日ではないですが、９時に出勤して５時半ごろまで働いています。現役を引退してからの方がやることが多くて、時間がたつのが早いです。私はスポーツグループに所属しているのですが、自分のスケジュール管理をしたり、事務作業をしたり」と会社員生活の満喫ぶりを語った。

　引退後間もない今年２月１９日に出版した著書「福士加代子」は発行部数１万部を超えるヒット中。「目指すところは１００万部！前に１０万部って言いました（笑）？１０万より１００万の方がいいじゃないですか」と豪快に笑った。