綱の意地!照ノ富士3敗死守 ついにトップタイ浮上「落ち着いてしっかりと締めたい」
「大相撲夏場所・13日目」(20日、両国国技館)
横綱が来た。初日の黒星発進から13日目。照ノ富士がついにトップに並んだ。胸突き八丁の最終盤。経験値は何よりのアドバンテージ。貫禄の相撲で、優勝争いの中心に戻ってきた。
貴景勝の突き押しを受け止め、いったん離れてにらみ合いからの猫だましにも慌てず。右が入ると一気に出て寄り倒した。「圧力を前にかけて、落ち着いてさばいていこうと思った」。イメージ通りの動きに納得の色がにじむ。改善点だった立ち合いも「徐々に感覚が戻ってきているかな」と復調を宣言した。
6度の優勝経験の中で、似た展開は昨年春場所。13日目で高安に3敗で並び、翌日一気に抜き去った。土俵下で見守った師匠の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「落ち着いて気合でさばいた感じ。だんだん集中するようにはなっていますね」とエンジンがかかってきたことを認めた。残り2日。「落ち着いてしっかりと締めたい」と確信めいた口調の横綱。3場所ぶりの賜杯がくっきりと見えてきた。




