伊藤美誠が16強一番乗り 初戦から苦戦も勝負強さ発揮 1年間不在だったベンチには母美乃りさんの姿

 「卓球・WTTチャンピオンズ・仁川大会」(27日、仁川)

 女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク8位で東京五輪メダリストの伊藤美誠(23)=スターツ=は、リュウ・ヤンズ(オーストラリア)を3-2で下し、日本勢で最初に16強入りした。2回戦では田志希(韓国)と対戦し、準々決勝は順当なら王曼昱(中国)との対戦となる。

 伊藤は初戦から伏兵に苦戦し、2-1から追いつかれる形でフルゲームに突入。最終ゲームも接戦となったが、終盤に勝負強さを発揮してリードを奪い、最後はマッチポイントからサービスエースを決めて力強くガッツポーズした。約1年間にわたって不在だった伊藤のベンチには、今月上旬のWTTシンガポール・スマッシュに続いて母・美乃りさんが入り、勝利後はタッチした。

 伊藤は今夏のパリ五輪出場は逃したものの「世界ランク1位を目指す」と再起した。パリ五輪代表選考が決着後、初の個人戦となったシンガポール・スマッシュではパリ五輪代表の平野美宇を撃破するなど、日本勢最高の8強入り。世界ランク3位の王曼昱(中国)には2-4で敗れたものの復活への足がかりをつくり、世界ランクもトップ10に返り咲いた。

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