堀江翔太ホーム最終戦白星で飾る 埼玉15戦全勝でPO1位通過 公式戦出場は通算200試合目「成長やめずやり切りたい」

 「ラグビー・リーグワン、埼玉33-24花園」(27日、熊谷ラグビー場)

 上位4チームによるプレーオフ(PO)へ、すでに1位通過を決めている埼玉は花園を33-24で退けて15戦全勝とした。今季限りでの現役引退を表明しているフッカー堀江翔太(38)のホーム最終戦を白星で飾った。また、BL東京が東京SGに36-27で勝ち、レギュラーシーズン2位を確定させた。敗れた3位の東京SGは勝ち点50。4位の横浜はトヨタに31-35で逆転負けし、勝ち点49で最終第16節を迎える。神戸は静岡に63-19で快勝し、8勝1分け6敗となった。

 W杯4大会の日本代表で、今季限りで現役を引退する堀江が本拠地最終戦となる花園戦で7試合ぶりに先発。チームを33-24の勝利と開幕15連勝に導いた。チームによると、公式戦出場は日本選手権を含め通算200試合目。「200というのは全く考えていなかった。ここまでラグビーできんねんなと思った」と、笑って感慨を口にした。

 ゲーム主将として先発した38歳。「特別な思いは抱かず、いつも通りチームに貢献できるような動きがしたいと臨んだ」という。前半には防御裏にボールを蹴り込み、FWとは思えない持ち前の高い技術を披露。また、背後に蹴られれば全速力で戻って相手のトライを阻止するなど健在ぶりをみせつけた。後半21分に退くと、約1万人の観客から大きな拍手が送られた。

 埼玉は既にプレーオフへの1位通過を確定させ、昨季決勝で敗れて逃した優勝を狙う。堀江は「成長をやめずにやり切りたい。最後まで走り抜けられるように(チームを)サポートできたらいい」と意気込んだ。

 ◆堀江翔太(ほりえ・しょうた)1986年1月21日、大阪府吹田市出身。大阪・島本高-帝京大卒。2008年に三洋電機(現埼玉)に入団。ニュージーランド・カンタベリーアカデミーに留学も経験した。スーパーラグビーのレベルズでもプレー。09年に日本代表デビューし、通算76キャップ。W杯には11、15、19、23年大会と4大会連続で出場した。ポジションはフッカー。180センチ、104キロ。家族は妻と2女。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス