現役引退表明の宇野にねぎらい「新しい宇野昌磨を見せてほしい」恩師・山田満知子さん語る「親にしかられよく泣いていた」

 フィギュアスケートの世界選手権で日本男子初の2連覇を果たした宇野昌磨=2023年
 宇野の現役引退発表を受け、報道陣の質問に答える山田満知子さん
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 フィギュアスケート男子で2018年平昌、22年北京両冬季五輪メダリストの宇野昌磨(26)が9日、現役引退を表明した。14日に記者会見する。宇野は5歳の時に訪れた名古屋市内のリンクで元世界女王の浅田真央さんに誘われ、競技を始めた。かつて指導した山田満知子コーチ(80)や、多くの関係者や現役選手から感謝やねぎらいの言葉が相次いだ。

 宇野を5歳から21歳まで指導した恩師である山田満知子コーチは名古屋市内で取材に応じ、高い表現力を持つ教え子の今後について「何かを演じるショーマンが合っている。新しい宇野昌磨を見せてほしい」と期待した。リンクに通い出した頃は「親にしかられてよく泣いていた。いつの間にか立派になって」と述懐し、「まさか4回転をばんばん跳ぶ時代に戦える選手になるとは」と感慨深げに話した。

 山田コーチのアシスタントだった樋口美穂子コーチは、宇野が競技を始めてから2018~19年シーズンまでほぼ全ての振り付けを担当。「私にとって特別な選手。一緒に成長させてもらった」とねぎらった。

 宇野は19年6月に両コーチの下を離れたが、樋口氏は成長していく姿を注視してきたという。「いい表情で演技しているのを見てうれしかった」と語った。プロスケーターとしての活躍に期待を寄せつつ「たまには名古屋のリンクで後輩に指導してほしい」と願った。

 また、元世界王者の高橋大輔さんはコメントを発表。「発表の前に昌磨から聞いていたが、次のイタリア(26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪)までやると思っていたので正直びっくりした。長い現役生活、お疲れさまでした」とねぎらった。高橋さんは4月のプリンスアイスワールド横浜公演に、宇野らとともに出演していた。

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