ハンドボール男子代表 監督電撃辞任騒動に東江雄斗「衝撃」 4月に代表4人処分「かなりストレス」告白も「五輪では明るいニュースを」

 今夏のパリ五輪に出場するハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN」の第1回強化合宿が10日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。これまでの日本代表で主将を務めてきた東江雄斗(30)=ジークスター東京=は「これがラストチャンスかもしれない。命がけでメンバーに入ることを目標にやりたい」と代表入りへ意気込んだ。

 男子代表に関しては、チームをパリ五輪出場に導いたアイスランド出身のダグル・シグルドソン氏が男子クロアチア代表監督に就任したと1月29日にクロアチア協会が発表。契約はパリ五輪までだったが、同監督は同3日に日本協会に対して辞意と他国監督に就任する希望を伝え、日本協会もそれを受け入れた。後任に決まったのは元代表監督でスペイン人のカルロス・オルテガ氏で、この日午後から代表合宿に合流予定となっている。

 電撃辞任騒動について「やっぱり衝撃的だった。動揺は隠せない部分はあった」と東江。「受け止めるのにちょっと時間が掛かりました。僕らは何も言える立場じゃないですし。せっかくオリンピックを一緒に勝ち取った仲間なのでダグルの元で迎えたいのはあった」と複雑な心境を明かした。

 運命のいたずらか、日本はパリ五輪1次リーグの初戦で、ダグル元監督が率いるクロアチアと対戦することが決まった。「せっかくなら当たりたいと思ってた。それがまさか初戦」と驚きつつ、「すごく楽しみ」だという。「ダグルの引きの強さもあると思う。日本のスタイルは分かっていると思うけど、彼が思っている以上の日本の良さを最大限出してクロアチアに勝ちたい」と、思いを強くしていた。

 男子代表を巡っては激震が走る事件がもう1つあった。4月に協会が男子代表の4人が3月の代表期間中に協会が制定した行動規範に対する重大な違反をしたとして2人に1年間、2人に6週間の代表活動停止処分を下したことを発表した。東江は「僕は答えにくいし難しい」としながらも、「かなりストレスを感じる部分はある」と率直な気持ちを告白。「やってしまったことは本人たちに反省してもらって次のチャンスを生かしてほしい。オリンピックでは明るいニュースを届けたい」と切り替えを誓っていた。

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