大の里に敗れた阿炎「押し負けた。強かった」2度目のVならず 2桁10勝には手応え「集中できた」
「大相撲夏場所・千秋楽」(26日、両国国技館)
関脇阿炎(錣山)が、新小結大の里(二所ノ関)に敗れ、自身2度目の優勝を逃した。立ち合いはもろ手で攻めるも、192センチの体を生かした相手の反撃に圧力負け。「押し負けた。強かったですね。やっぱり。力を伝えきる前に圧力がかかった」と完敗を認めた。
ただ自身初の三役での二桁星には手応え。「しっかり集中できた。よかったんじゃないかな。目指しているものには近づいていると思うので、一日一番やっていきたい」と前を向いた。
大の里は12勝3敗で初V。新三役での優勝は、1957年夏場所の安念山以来67年ぶりで、初土俵から所要7場所の制覇は、幕下付け出しでは輪島の15場所を大きく更新して最速となった。