名門三保ケ関部屋最後の現役力士、香富士が2勝目「まだ頑張る」 勝ち越しに望みつなぐ
「大相撲春場所・9日目」(17日、エディオンアリーナ大阪)
東序二段2枚目の香富士(春日野)が朝阪神(高砂)と対戦。すくい投げで2勝3敗とし「良かったです」と、勝ち越しに望みをつないだ。低く当たって半身の相手を受け止めて転がした。
香富士は2003年春場所で初土俵を踏み、今場所でちょうど22年。37歳のベテランは2013年9月に閉鎖された、名門三保ケ関部屋に所属した最後の現役力士としても知られる。今年初場所では呼び出しの次郎が定年退職。角界に残るのは行事の木村秋治郎、若者頭の虎伏山を含め3人だけとなった。
香富士は「地方場所では、三保ケ関部屋の後援会の方が今も応援してくれています。ケガをしないように、まだまだ頑張ります」と語った。