落合監督が激怒退場!おっかあの誕生日に暴言「※△■◇!」
【2010年9月19日付デイリースポーツ紙面より】
「ヤクルト6―1中日」(18日、神宮)
怒りのマグマが一気に噴出した。小走りに駆け出し、事件現場へと向かった落合捜査官。ダメ、ダメ。目視した映像と正反対のジャッジに異を唱えた。次第に熱を帯びる口調。思わず口走ってしまった。「※△■◇!」。退場―。将を失った軍隊は、坂道を転げ落ちた。
同点の五回、2死二、三塁。右線に飛んだ畠山の打球に藤井がダイビングしたが、グラブから白球がこぼれた。石山一塁塁審の判定はフェア。勝ち越しの2点適時三塁打。オレ流指揮官は、打球をこぼした位置はファウルゾーンだと訴えたが、オレの声は聞き入れられなかった。
「打球が落ちたのは、ラインの上空だと説明しました。最初は冷静でしたが、次第に暴言に値するような言葉が出てきたので」と石山一塁塁審。今季2度目、通算7度目の退場処分を受けた落合監督は、試合途中に関係者通路からクラブハウスに引き揚げ、言葉を残さず球場を去った。
現場責任者が戦場から消えて以降、打線は三塁すら踏めず、投手陣は失点を重ねた。1・5差。忍び寄る虎の足音。信子夫人の66回目の誕生日を飾れなかった夜。落合監督は寝苦しさを覚えた。