渡辺会長が阿部大絶賛「相当な指導力がある 読売の社長にしても成り立つ」
【2012年11月6日付デイリースポーツ記事より】
巨人・渡辺恒雄球団会長(86)は5日夜、都内のホテルで会食後、取材に応じて原辰徳監督(54)を大絶賛した。
頂点を奪回したのだから当然だろう。「情け無用の采配」と高評価。今年が2年契約の1年目となる原監督の続投について「自動的に来年、再任は当たり前の話だ。その次のことはまだ考えてないけどね」と話し、本人もその意向であると明言した。
「5年やるか、10年やるかは知らんが、目下、彼以上の能力のある監督はいないんじゃないか」と長期政権の可能性も示唆。「彼を読売新聞の人事担当専務にでもすれば、読売新聞はもっと部数が増えるんじゃないか」とジョーク交じりに言い放つほど、信頼を寄せた。
絶賛したのは原監督だけではなかった。主将の阿部は「相当な指導力を持っているね」とした上で「読売(新聞)の社長にしても成り立つんじゃないか」とニヤリだ。
「人材豊富だよ。ピッチャーと野手と少し補強すればもう十分だね。大量補強はいらないんじゃいかな」とズバリ。フロント、現場を含めて「僕も長いこと巨人軍とお付き合いしているが、こんな空気のいい状態は初めてだね」と大満足の様子だった。
原監督はこの日昼に、読売新聞東京本社を訪問し、同球団会長らに日本一達成を報告。「お褒めのお言葉をいただいた」と話していた。