中田翔はこづかい30万円だった!佑は“庶民派”月5万で堅実に

 【2011年1月26日付デイリースポーツ記事より】

 希代のスターが庶民派宣言だ。日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)=早大=が25日、1カ月の小遣いを5万円以内に収めることを明かした。3年前に中田翔内野手(21)が衝撃告白した小遣い30万円もプロらしさにあふれるが、佑ちゃんは将来を見据え堅実な金銭感覚を維持する。

 佑ちゃんは“無欲”だった。新人にとって初の給料日。だが、報道陣に指摘されて初めて「そうか、25日か!!」と気づいた。使い道についても「う~ん、ちょっと待って下さい…使うことないっすよ。ギャンブルもやらないし買い物ぐらいですかね」と答えに悩んだ。

 ちなみに斎藤佑の“月給”は、税込みで年俸1500万円を12分割した125万円。この額にしても「僕の年俸いくらでしたっけ?」と逆取材するほど。ただ、小遣いの話題になると自分の考えをスラスラと話し始めた。プロ野球選手としては驚くほど庶民的だった。

 「一般の大卒のレベルに合わせたい。野球を卒業した後に、普通の社会人として戻れるようにしたい」。昨年の大卒初任給平均額は19万7400円。ここから普通の社会人が家賃、食費、携帯代などを引いた額を概算し、小遣いは「5万ぐらい。とりあえず貯金します」と話した。

 実際に5万円で過ごすのも難しくなさそうだ。ブランド物にはそれほど興味がなく、ユニクロ製品も普通に着るという。それよりも「(自分は)満たされてます。両親にはヨーロッパ旅行に行かせたい。大学にも恩返ししたい」と感謝の気持ちを形で表すつもりだ。

 “禁欲”は野球への集中の表れ。鎌ケ谷での合同自主トレでも、新メニューのシャトルランなどを黙々とこなした。プロ野球界では引退後、お金に困る人も少なくない。でも、佑ちゃんにそんな心配はなさそうだ。

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