木村&荒木 新旧主将でリオ切符獲る
リオデジャネイロ五輪の出場権獲得を目指すバレーボール女子日本代表が29日、鹿児島県薩摩川内市内で最終予選兼アジア大陸予選(5月14~22日・東京体育館)に向けた合宿を公開。主将として臨む木村沙織(29)=東レアローズ=はロンドン五輪銅メダル獲得時の前主将、荒木絵里香(31)=上尾メディックス=の4年ぶり代表復帰を「とても心強い」大歓迎した。
真鍋政義監督(52)によって13年度から主将に指名された木村。若手選手を気遣う機会も増え、自分らしい爆発的なプレーが影を潜めたと感じていた。
しかし、14年1月21日に長女の和香ちゃんを出産した前主将の荒木が、今合宿から代表復帰。「絵里香さんは本当に頼れる先輩。何でも話せるし、モヤモヤしていることも全て吐き出すことができる。この時期に戻ってきてくれてとても心強い。全力で頼ろうと思ってます」とカムバックを心から喜んだ。
「エースと両立しなければならない彼女(木村)の負担は私の時の比ではない。助けられることがあれば何でも精いっぱいやりたい」と荒木。新旧の主将が支え合い、40年ぶりの五輪2大会連続メダルへとチームを導く。