日本ウエイトリフティング協会は２８日、都内で理事会を開催し、リオデジャネイロ五輪代表を決定した。女子はすでに内定していた４８キロ級のロンドン五輪銀メダリスト三宅宏実（３０）＝いちご＝のほか、ロンドンに続く２大会連続となる５３キロ級の八木かなえ（２３）＝ＡＬＳＯＫ＝ら４人を選出。男子は６２キロ級の糸数陽一（２５）＝警視庁＝を選出した。

　２大会連続のメダルの期待が懸かる三宅を除く女子選手たちは、八木が「今まで世界選手権でも１０番ぐらい。調子が良ければ入賞できる」と話したのを筆頭に「ベストを更新して入賞に届けば」（安藤）、「この階級は世界との差は大きいので」（松本）とやや弱気なコメントが続いた。

　ただ、三宅の父で、女子監督を務める三宅義行監督（７０）は「補足します」といって、強制的に目標を上方修正。「私は決してそうは思わない。全員当然８位以内。みんな上位、メダルを狙えるチャンスはある。勝負に絶対はない」と、鼻息荒く話した。